健康になる体の動かし方
こちらの記事は2018/11/21にエキサイトブログで投稿したものです。
https://keroogu.exblog.jp/30177663/
健康な生活を営む上で、ある4つの要素のバランスを見ることで健康であるのか不健康であるのかを判断できます。
と、いくつか書いたのを覚えていますか?
まだお伝えしてない物があるので、久しぶりにそちらの投稿となります(..)
【息・食・動・想】
これら4つの要素は他の誰にも代わることの出来ない最低限私たちの行動によってコントロールすることが出来ます。
またこれに加えて【環境】という要素も健康に深く関与します。
今日はこれらの中の【動】というものについてお話させて頂きます。
【動】において、健康でいる為には身体の使い方や動かし方のルールが実はあるんです。
そのルールに反すると、無理に身体を動かしてしまい段々と歪みのある身体になっていきます。
無理に身体を動かすとはどういうことか?
『頑張るな、威張るな、欲張るな、縛るな』
この戒めをもって身体の構造に適した運動をすることが必要です。
字面だけ見ると、なんだ頑張らなくて怠けていいんだと思われるかもしれませんがそうではないんですよ!
身体の歪みとはどうして起きるのかをもう少し深く掘り下げてみましょう。
私たちの身体にはおよそ650種類の筋肉があります。
それは更にアウターマッスル、インナーマッスルにそれぞれ分かれます。
アウターマッスルは二の腕の力こぶやムキムキなシックスパックである腹筋など、表面にある筋肉。
歩く、走る、投げる、ジャンプなど、大きな力を発揮する瞬発系の働きをします。
鍛えると筋肉が肥大化していく特徴があります。
一方、インナーマッスルはアウターマッスルの下に隠れていて直に触ることが出来ない筋肉。
背骨や骨盤、内臓を支える筋肉で、姿勢を維持することに働くので別名“抗重力筋”と言います。
絶えず重力に負けないように働いているので、スタミナがあり疲れにくい筋肉でもあります。
鍛えると筋肉は引き締まっていく特徴があります。
Q.さてこの2つの筋肉ですがどちらが大事で、それぞれ何種類ずつあると思いますか?
大事なのはインナーマッスル。
そして種類も圧倒的にインナーマッスルの方が多く、その数なんと600種類!
9割以上がインナーマッスルなんですよね、正直私もビックリしました笑
身体が何故歪むのか。
私たちが身体を動かす時に筋肉がどう働いているのかをまず考える必要があります。
インナーマッスルは背骨や骨盤を支え、土台を作る縁の下の力持ち的な働きをします。
アウターマッスルは骨を引っ張り関節を動かす働きをします。
例えば新生児は筋肉が発達していない為、アウターマッスルもインナーマッスルも働いていません。
首も座らず、寝返りもままならない。
私たち大人はどちらの筋肉も発達していますが、もしインナーマッスルが働いていないとどうなるのか?
しばらくの内は何も問題がないように動けるし生活出来ます。
しかし、それは外見上だけであって身体の中では大変なことが起きようとしています。
土台が安定しないまま関節を動かすと柔軟性に欠け、力強い動きが出来なくなる。
また決まった筋肉、決まった関節しか動かせない為に筋肉は次第に疲労し関節には負荷がかかっていく。
やがて身体はその動きに耐えきれず破綻し、それにより筋肉を痛めたり関節を捻ったりしてケガに陥るんです・・・。
つまり筋力の低下が身体の歪みを引き起こす原因となります。
そうならない為に、普段から身体を無理がない範囲で動かしましょう!
ここでもう一回おさらい。
『頑張るな、威張るな、欲張るな、縛るな』
これを踏まえた上で知っておいてもらいたい3つのuseがあります。
overuse(使いすぎ)
missuse(使い方の間違い)
disuse(不使用後の急な負荷)
痛める人の典型的な分類です。
例えば大会に向けて全力で取り組む学生。
例えば自己流で行う筋トレやテレビや雑誌でチラッと見ただけの健康体操。
例えば寝違いや長時間座っていて不意に立ち上がろうとした時。
このような事がないような身体作りと正常な動きの習慣化が非常に大事です。
私たち治療家は身体の動きを調べ、歪みとなる原因を突き止め、痛みの改善のみならずに再発を予防する提案をし、痛みに悩んで生活の質を落とさざるを得ない人々を手助けすることを生業としています。
身体の悩みでお困りであればどうぞご相談下さい!